VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)感染の収束宣言について
横須賀市立うわまち病院において、入院中の患者さんからバンコマイシン(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の治療に用いられる抗生物質)に対し耐性を持った腸球菌であるVREが見つかり、平成28年12月15日に全入院患者さんを対象とした保菌検査(以下「全棟検査」という。)を実施し、31名のVRE保菌者(※)を確認しました。
12月21日から専用病棟を設け、収束に向けた対策を講じるとともに、概ね1週間から1カ月ごとに全棟検査を継続して実施し、新たな陽性者の確認をしてきました。
平成29年2月以降、新たな保菌者が検出されておらず、6月28日現在、入院中の患者さんにおけるVRE保菌者がいなくなったため、うわまち病院におけるVRE感染は収束いたしました。
このことは、現在行っている感染対策が効果的に作用し、病院内でのVRE感染が制御できるようになったと考えています。
今後も定期的な全棟検査及び新入院患者さんに対する保菌検査を実施し、状況把握に努めるとともに、病院職員一同、感染対策を徹底してまいります。
うわまち病院に来られる患者さん、ご家族の皆様にはご心配をおかけしました。また、感染対策にご協力をいただきお礼を申し上げます。
(※)菌が検出されているが感染症を起こしておらず、治療の必要のない状態
最新情報一覧へ