平成26年8月、当院は神奈川県周産期救急医療システムにおける中核病院の指定および地域周産期母子医療センターの認定を受けました。地域周産期母子医療センターとは、産科および小児科等を備えた、周産期にかかわる高度な医療を行う医療施設です。24時間体制で一貫した対応を確保しています。
子どもたちの生命および心と身体の健康を守るためには、小児科のさまざまな専門科を統合し総合的に診療を行うことが必要と考え、統括部門として当センターを設置しました。日本小児科学会が提唱する「地域小児科センター」構想に沿った小児医療を実践しています。年間1,300人以上の子どもたちが入院し、「横須賀市の小児医療の中心」として機能しています。
産婦人科は平成14年7月1日、うわまち病院が始まると同時に診療を開始し、現在に至っています。分娩方法の悩みや母乳のあげ方、妊娠中のちょっとしたトラブルを、医学的根拠に基づいて自律的に解決する支援をしています。
小児医療センターには、NICU(Neonatal Intensive Care Unit:新生児集中治療室)と、GCU(Growing Care Unit:新生児治療回復室)を設置しています。院内出生の新生児はもちろん、神奈川県全域からの依頼に迅速に対応し、未熟児はもちろん、赤ちゃんに起こる様々な疾患の治療を行っています。