MitraClipを用いた経皮的僧帽弁クリップ術を三浦半島で初めて実施しました
このたび、当院は「MitraClip」を用いた経皮的僧帽弁クリップ術を三浦半島で初めて実施しました。
MitraClipとは、高齢や手術困難な僧帽弁閉鎖不全症の方などに適応する治療方法です。従来の胸を切開する外科手術よりも低侵襲なことにより、開胸手術を受けることが困難であった患者さんに対しても治療が可能となり、患者さんの治療の選択肢が増えました。
MitraClipは全身麻酔下において心臓外科手術で使用する人工心肺を使用せず、カテーテルを体内に挿入し、クリップを留置してからカテーテルを抜去するまでは約2時間で、右大腿部に1cm以下の傷が生じるだけの非常に低侵襲な治療です。低侵襲であるため、術後の社会復帰が早いことも大きなメリットの一つです。
3月1日に開院する横須賀市立総合医療センターでも引き続きMitraClipを行い、更なる治療技術の向上と努力を重ねてまいります。
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MitraClip システム (画像提供：アボットメディカルジャパン合同会社）
