【主な担当】 耳鼻咽喉科一般 |
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【資格等】 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医、補聴器相談医 |
【主な担当】 耳鼻咽喉科全般 |
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【資格等】 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医 |
【主な担当】 耳鼻咽喉科一般 |
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【資格等】 |
月~金曜日および土曜日(月2回、不定期)の午前9時00分~11時30分
2024年5月から当面の間、初診は紹介予約制となります。
紹介状をお持ちでない方の初診は原則できないため予めご了承下さい。
午後は予約検査・特殊外来のため、一般外来診療は行っておりません。
午前 | 午後 | |
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月曜 | 手術・一般外来 2診 | 手術・予約外来 |
火曜 | 一般外来 1診 | 予約外来・補聴器外来 |
水曜 | 一般外来 1診 | 予約外来 |
木曜 | 手術・一般外来 1診 | 手術・予約外来・補聴器外来 |
金曜 | 一般外来 1診・手術・補聴器外来 | 手術 |
土曜 | 一般外来 1診(初診のみ、月1~2回) |
耳鼻科医師1~2名、言語聴覚士1名で診療を行っています。
耳、鼻、喉の各疾患およびめまい、嚥下障害等に対して各種検査行い、また他科との連携の元で診察を行っています。
治療には手術療法も含めて幅広く対応しています。
補聴器や言語訓練等も言語聴覚士のもとで行っています。
どうぞお気軽にご相談ください。
めまいの原因は様々です。
薬を飲みながらコントロールが必要なもの、ちょっとした運動(理学療法)でよくなるものなど様々です。
そのためには耳から脳まで原因部位をしっかりと検索することが重要です。
内服薬、点鼻薬によるコントロール以外に外科的治療も有効です。
下鼻甲介粘膜焼灼術などの日帰り手術も行っていますので、ご相談ください。
保存的治療で改善がみられない場合、手術療法を行います。
当科では以下のような疾患を対象としています。
鼓膜に穴があいていて難聴や耳漏の原因となる場合、鼓膜形成術を行います。小児の滲出性中耳炎に対し、鼓膜チューブ留置を行います。
薬物でコントロールが不良な鼻閉に対し、鼻中隔矯正や下甲介切除術を行います。慢性副鼻腔炎には各副鼻腔の通気と排泄の改善を図るために手術療法を行います。
扁桃炎繰り返したり溶連菌が検出される場合、扁桃周囲炎の既往や高度の肥大のある場合に扁桃摘出術が適応となります。声帯ポリープ切除等も行います。
頸部腫瘤は画像検査(CT、MRI、エコー)、穿刺吸引細胞診等によって診断を付け、治療方針を決定します。病状により治療方法は様々ですので、診断結果によってお話しをしていきます。手術が必要な場合もあります。当院では甲状腺・耳下腺・顎下腺を初めとした主に良性疾患の手術を行っております。
総手術件数:620件
扁桃摘出術、アデノイド切除術 | 153 |
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鼻科手術 | 369 |
喉頭微細手術等 | 10 |
鼓膜ドレーンチューブ留置術等 | 10 |
鼓膜形成術 | 4 |
耳下腺腫瘍手術 | 8 |
顎下腺手術 | 9 |
甲状腺手術 | 20 |
頸嚢胞手術 | 10 |
耳瘻孔手術 | 8 |
気管切開術、気管切開孔閉鎖術 | 9 |
(令和5年度の実績)
補聴器とは周りの音(人の会話や環境音)を大きくして伝える機能を主に持つ道具です。きこえに問題が生じた場合、補聴器を上手に活用することで、その問題が軽減されます。補聴器を上手に活用するためには、補聴器の調節を行い、自分にあった補聴器を装用しなければなりません。正しい調節を行わないと、「うるさくてつけていられない」などということになりかねません。しかし、補聴器を調節することは簡単なことではなく、「補聴器を購入してすぐに聞こえるようになる」というわけではありません。補聴器を正しく装用するためには、きこえの詳しい検査や、専門家の細かい調整を繰り返し行うことが必要になります。補聴器が問題なく使えるようになるまでには、早くても2~3ヶ月の時間がかかります。
など、生活の中で不自由を感じることがあれば、補聴器の適応の可能性があります。また、ご自分では特に不自由を感じなくても、周囲の方々が大きな声で話してくれていたり、テレビのボリュームが必要以上に大きくなっていたりするかもしれません。補聴器は、「まったくきこえない」という人だけが使用するものではなく、「きこえが悪くなり始めた」いわゆる、軽度難聴の方にも必要なものです。
きこえに不安を感じたら、まず、耳鼻いんこう科を受診してください。難聴の原因によっては、医師による治療が必要かもしれませんし、補聴器自体が必要ないかもしれません。補聴器が必要かどうか、そして必要であれば、どのような補聴器があなたに合っているかということを、詳しい検査を行い、説明させていただきます。
ここで、当院での補聴器購入までの流れをお話いたします。
1. 耳鼻いんこう科を受診する。
耳鼻いんこう科の医師に現在の耳の状況を診察してもらい、聴力検査を行います。治療が必要な場合は治療を行い、現在のきこえの程度がどの位かを判断します。補聴器が効果がありそうなら補聴器外来の予約をとります。
2. 補聴器を調節するためのさらに詳しい聴力検査をする。
ピッ、ピッ、ピッや、ポッ、ポッ、ポッという音がきこえるか、きこえないかという検査のほかに、ことばの聞き取りがどの程度できるかという検査や、うるさいと感じる音の大きさの程度を調べる検査など、補聴器を調節するために必要な検査を行います。
3. 補聴器の機種選定をする。
検査の結果より、お耳に合った補聴器を患者さんと相談しながら決定します。
4. 補聴器の試聴をする。
補聴器とはどんなものか、実際に試聴してもらいます。補聴器から聞こえてくる音に慣れるためには、時間がかかります。おうちに持ち帰って頂き、補聴器の音に慣れてもらいます。
5. 補聴器の再調整をする。
1~2週間に1回程度、来院していただき、お家で試聴していただいた結果を、報告してもらいます。患者さんの報告から、補聴器の再調整を行います。自分に合った補聴器に調整できるまでには、最低1~2ヶ月の時間が必要になります。
6. 補聴器を購入する。
自分にとって補聴器が本当に必要なもので、これから先、補聴器を使用できると思った時点で、ようやく補聴器の購入となります。補聴器を購入後も定期的に病院へ通院して頂き、聞こえが悪くなっていないか、補聴器の故障はないかなどの点検を続けていきます。もし、試聴を続けていく中で、補聴器と上手に付き合っていくことができそうにない場合は、補聴器の機種の変更を行います。また、補聴器の購入を断念することも構いません。
補聴器には「うるさくて付けていられない」や、「うっとうしくて嫌だ」など、あまり良いイメージを持たない方も多いでしょうが、正しい補聴器の選択と使用方法により、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになったり、人との会話が楽しくなったりと、上手に使用することができるようになります。補聴器を使用したほうが良いと感じた方は、ご遠慮なく耳鼻科医にご相談ください。
ことばや、きこえ、声など、コミュニケーション機能に障害のある人、または、その家族などの周囲の人々に対して、相談・評価・訓練・指導などの専門的な援助を行います。日本には言語聴覚障害者(児)がおよそ、600万人、そのうち、言語聴覚士のサービスを必要としている人が160万人いるといわれております。そのために必要な言語聴覚士は12000人と言われていますが、現在、日本の言語聴覚士は、まだまだ足りないのが現状です。
1. 聴覚障害
きこえの障害のことです。
最近周りの人の話が聞き取りにくい、テレビの音が大きくなったなど、きこえにくさを感じる方はご相談ください。補聴器が必要な場合は、聴力検査やことばの聞き取りの検査などを行い、患者さんにあった補聴器を選択、調整いたします。また、お子さんの場合はことばの遅れ、発音の不明瞭さなどにより発見されることもあります。難聴のお子さんの言語指導も行います。
2. 摂食嚥下障害
お食事の飲み込みの障害のことです。
摂食・嚥下障害は、誤嚥性肺炎や窒息の危険があります。お食事が喉に残る感じがする、お水を飲むとムセるなど、お食事についての悩みがありましたらご相談ください。医師の診察の上、食べやすいお食事や安全な食べ方を指導いたします。
3. 失語症
脳出血や脳梗塞などの後遺症として、話す・聞く・読む・書く・計算するなどが難しくなる障害のことです。
評価・診断を行い、言語機能の改善・維持・あるいは代償させるための訓練を行います。
4. 構音障害
発音の障害です。
口蓋裂や舌切除など口腔内に問題のある方、発声発語器官の麻痺のある方の他、言語発達の途中で発音の仕方を誤って学習してしまうことも構音障害の原因となります。聞き取りやすい発音の練習をします。
5. 言語発達障害
子どものことばの遅れや、コミュニケーションの障害のことです。
同じ年齢の子どもたちに比べて、ことばが遅れている、おもちゃやお友達との遊び方に違和感があるなど、子どもの発達に心配のある方。ことばの発達を評価し、場合によっては訓練・助言などを行います。
6. 音声障害
声の質や大きさなどの障害のことです。
声がガラガラする、かすれる、大きな声が出にくくなったなどと感じた場合、喉にポリープや結節ができていたり、声帯の麻痺がおきていたりすることがあります。喉に負担のならない声の出し方や生活の仕方について指導いたします。また、喉頭摘出をされた方の人工喉頭や食道発声についても訓練します。
その他、吃音や学習障害など、ことばやコミュニケーションに関係のある領域全般を担当いたします。
ことばやコミュニケーションについて心配なことがございましたら、耳鼻いんこう科へ相談ください。