外来のご案内
外来のご案内
【主な担当】 呼吸器外科全般 |
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【資格等】 日本外科学会専門医 |
【主な担当】 呼吸器外科全般 |
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【資格等】 日本外科学会専門医、臨床研修指導医 |
月曜日、木曜日の13:30~16:30、土曜日の9:00~11:30
上記日時以外でも、ご紹介・ご相談は出来る限り対応いたします。
また、手術日等で当科での対応が困難な場合、呼吸器内科・総合診療科で対応いたします。
定時手術は 月曜日(午前)、水曜日(終日)、木曜日(午前)
臨時手術は 火曜日、金曜日
呼吸器外科は、肺・気管支・縦隔(左右の肺の間の心臓と大血管以外の部分)・胸壁(乳腺以外)の疾患を主に担当します。当科は、平成19年6月に新しい診療科として開設されました。ほとんどの手術を完全胸腔鏡下(ビデオモニターシステム)で行っており、傷が小さく、侵襲の少ない(身体に優しい)手術を心がけています。
近年ではCTの普及に伴い、小型肺癌の早期発見が増えています。肺癌の手術治療は腫瘍のある肺を大きく取る「肺葉切除」が標準治療でしたが、近年の研究結果により、小型肺癌に対しては肺を温存する「部分切除」や「区域切除」などの縮小手術でも、肺葉切除と同等かそれ以上の治療効果が得られることが分かってきました。当院でもこれに伴い、患者さんごとに適切な範囲の肺切除を行い、肺を温存する"より身体に優しい手術"に取り組んでいます。
肺 | 原発性 肺癌 |
肺にできる悪性腫瘍 |
転移性 肺癌 |
他の部位にできた癌が肺に移って腫瘍となったもの | |
自然 気胸 |
肺に穴があいて空気が漏れて肺が縮む病気 | |
巨大肺 嚢胞症 |
肺に大きな風船様なものが出来て肺が圧迫される病気 | |
肺良性 腫瘍 |
肺にできる良性腫瘍 | |
炎症性 肺疾患 |
肺化膿症、肺真菌症、非結核性抗酸菌症(結核のなかま)など | |
その他 | びまん性肺疾患に対して診断目的に肺の組織の一部を採る検査 | |
縦隔 | 縦隔 腫瘍 |
胸腺腫瘍、胚細胞性腫瘍、神経原性腫瘍、先天性嚢胞など |
縦隔炎 | 縦隔に膿(うみ)がたまる病気。緊急で手術を要する場合もあります | |
その他 | 重症筋無力症に対する胸腺全摘術など | |
胸壁 | 胸壁腫瘍 | 胸壁にできる良性・悪性腫瘍 |
胸膜 | 胸膜 中皮腫 |
アスベストを長期間吸っていた人にできる胸膜の悪性腫瘍 |
膿胸 | 肺の周りの胸腔に膿(うみ)がたまる病気 | |
胸部 外傷 |
外傷性血気胸、肺挫傷、肋骨骨折、胸骨骨折など |
2021 年度 |
2022 年度 |
2023 年度 |
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原発性肺癌 | 28 | 39 | 37 |
転移性肺癌 | 3 | 5 | 7 |
自然気胸 | 17 | 19 | 27 |
巨大肺嚢胞症 | 1 | 0 | 0 |
肺良性腫瘍 | 2 | 4 | 6 |
炎症性肺疾患 | 0 | 4 | 3 |
縦隔腫瘍 | 6 | 6 | 5 |
膿胸 | 3 | 16 | 17 |
縦隔炎 | 0 | 0 | 0 |
胸部外傷 | 0 | 0 | 0 |
肺生検・胸膜生検 | 6 | 10 | 4 |
その他 | 1 | 6 | 8 |
合計 | 67 | 109 | 114 |
2020、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で手術件数が減少しましたが、2022年度は手術患者さんが増加しました。当科では感染症対策を十分に行いつつ、患者さんに適切な治療を提供できるよう努めてまいります。