CT検査室
CTとは、コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略です。身体にX線を照射し、通過したX線の吸収差をデータとして集め、画像化することで診療に用いる診断画像を作成する装置です。
X線は、肺のように空気を多く含むところは通過しやすく、骨のように密度の高いところは通過し難いという性質があります。CT装置は身体の組織や臓器によりX線の透過性が異なる差を利用して、白黒の濃淡で体の内部を画像化する装置です。また造影剤というお薬を使用することによって血管や臓器が濃染され、病巣の有無や状態をより正確に評価するのに役立ちます。造影剤使用の長所と短所を考慮した上で医師が患者にとって利益になると判断した場合に行います。
第1CT 320列CT 第2CT 64列CT
検査を受けられる方へ
造影CT検査の際には、検査時点での症状や以前にかかった病気、家族の方がかかった病気などに注意しながら安全に検査が行われるよう努めておりますが、検査中あるいは検査後(1時間から数日後)しばらくしてから副作用症状がおきることがあります。異常を感じた場合はすぐに近くのスタッフに声をかけていただくか院内に居ない場合には病院のほうまでご連絡下さい。
下に記す病気等にかかったことのある方は造影剤の副作用の生じる頻度が比較的高く、症状が強く出る場合もあり造影検査を行わないことがありますので問診票での申告をお願いします。
・造影剤やヨード過敏症による症状(吐き気、息苦しさ、悪心、発疹、発赤、じんましん、血圧低下、頭痛等)がでたことがある方
・気管支喘息などのアレルギー疾患のある方
・薬剤過敏症やじんましんなどのアレルギー疾患のある方
・腎機能障害のある方
臨床画像の一部
CT撮影では体の3次元情報が得られるので、そのデータを元に3D画像の作成が可能です。一部の写真を以下に記載します
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頭頸部血管の写真 下腿骨の写真
腹部血管の写真 肺血管の写真